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17.11.14 門川町高糖度トマト部会、経営強化でRightARM™を活用

関係者各位

2017年 11月 14日
門川町高糖度トマト部会
テラスマイル株式会社

ニュースリリース


門川町高糖度トマト部会、経営強化でRightARM™を活用

~ 84区画で収量予測と運営管理のクラウド化による

 経営の可視化と経営力強化を目指します ~


養液栽培にて高糖度トマトを生産・出荷する門川町高糖度トマト部会(宮崎県東臼杵郡門川町、代表:新門トマト農園 代表取締役 新門剛 )は、農業経営支援サービスを行うテラスマイル株式会社(本社:宮崎県宮崎市高岡町 MUKASA-HUB、代表取締役:生駒祐一)が提供するサービスRightARM(ライトアーム)を活用し、更なる経営力強化に取り組むこととなりました。

[写真:新門トマト農園より以下6枚提供]

追記:[撮影者:酒生哲雄写真事務所さま]

部会員(8農業者・84区画)の経営の可視化や計画・出荷予測・業績評価までをRightARMで測り、早期育成と産地経営力の底上げに取り組んでまいります。


門川町高糖度トマト部会では、20年前にIターンで新規就農し、現在は県を代表する篤農家となった新門代表をリーダーとし、養液栽培による大玉トマトの低段密植栽培を総面積4ヘクタール84区画で行う8名の生産者グループになります。

生産するトマトは九州の生協や宮崎空港で「高糖度ブランドトマト」として販売されるだけでなく、宮崎県内の様々な飲食店で「こだわりの高糖度トマト」として知名度高く、来県する観光客を楽しませる重要な役割を担っています。

門川町高糖度トマト部会では、既にECコントロールによる低段密植栽培以外にも、オランダ型の大型温室、環境制御システム、非破壊糖度選別ライン、kintone(サイボウズ社クラウド・ダンクソフト社開発)による出荷・栽培管理システムなど、様々なICT/IoTを用いてデータの蓄積と栽培への活用を行ってきました。

 


今回RightARM(ver.2 2017年11月末~12月上旬リリース予定)では、従来の課題となっていた以下3つのことに取り組みます。

  1. 「ICT/IoTデータの営農への利活用」

  2. 「過去データを活用した出荷・売上予測」

  3. 「区画別の収支と業績評価」

JA日向門川選果場から、各生産者・圃場の出荷状況についてモニタリングを行い、予測出荷のデータを用いた出荷先との連携も目指します。

[写真:RightARMより]

目標は「反収1000万円」と設定しました。これは、新規就農で、交付金を活用して先端技術を投資したハウスを建て、目標所得600万円と設定した場合の、損益分岐ラインとなります。宮崎での新たなライフスタイルへの挑戦でもあります。

 


また、この度テラスマイルが採択された総務省 戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)事業にもビジネスパートナーとして、最適な生産計画のシミュレーションなどの研究課題にも取り組むこととなりました。門川町には12月よりアンバサダーも一名配置する予定です。

www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/scope/

 


尚、門川町高糖度トマト部会では、高糖度トマトを活用したトマトジュースを11月末より販売開始いたします。九州の生協店舗・ゆめタウン各店その他九州地方のスーパーで販売予定です。
今月からはネット通販(お歳暮・各種贈答用含め)も開始いたします。
是非こちらもご賞味ください。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/mori-tomato/zty1f51a70.html

[写真:森とまと農園より提供]


 

【RightARM™について】

RightARM(ライトアーム)は、テラスマイル(株)が(株)エムスクエア・ラボが共同で開発し、8月から提供している営農支援サービスになります。農業経営の可視化をするコンサルティングサービス(RAC)と、売上予測や業績評価を行うクラウドシステム(RAS)で構成されています。農林水産省 人工知能未来農業創造プロジェクト(2017.2~ 7)にて今年夏に開発された、様々なICT/IoTのデータを自動整形して取込、共通データとしてブラウザ上から可視化できる特徴もあります。

 

<RightARM コンサルティングサービス(RAC)>の主な内容

  1. 過去データに基づいた生産性評価
  2. 過去データと独自ノウハウを活用した収益性評価
  3. 成長戦略を見据えた出荷計画・売上計画の可視化・シミュレーション

<RightARM クラウドシステム(RAS)>の主な機能

  1. 出荷計画・売上計画の可視化
  2. 収量情報に基づいた売上予測
  3. 蓄積されたデータをもとにした業績評価

尚、RightARMコンサルティングサービスは、既に3年以上の実績があり、今年秋に開かれました、スマート農業推進フォーラム(主催:農林水産省)でも、先行事例として宮崎県より発表頂きました。福岡・静岡・宮崎を中心に展開し、今年度は広島や宮城(仙台)でも実績があります。

http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/sizai/170707.html

 


■追記:RightARM開発スケジュール

2017年8月 RightARM ver.1リリース

2017年11月末  RightARM ver.2リリース予定


  • 【本リリースに関するお問い合わせ先】
    テラスマイル株式会社 (担当者:金田)
    電話番号:0537-28-7721 (株式会社エムスクエア・ラボ内)
    e-mail:kaizen@terasuma.jp


 

17.11.04 テラスマイル17年10-11月、RightARM地銀連携が始動。

<活動報告>

10月は、9月に固めた事業方針を現場でブラッシュアップするひと月になりました。

11月は、RightARM ver.2がリリース予定。RightARMを広める一カ月になりそうです。

 

 


<10月トピックス>

  1. 筑邦銀行・宮崎太陽銀行との包括営業連携を開始、新たな地域金融サービスを検討。
  2. RightARMコンサル(RAC)を中心に、浜松・福岡・長野・仙台・宮崎を回る。
  3. 宮崎県でのICT推進事業が本格始動。IoT機器の設置始まる。

 

<11月活動予定>

  1. RightARM ver.2リリース。宮崎の生産者グループ・法人で利用開始予定。
  2. RightARMを広める活動を開始。

(ア) 11/7 JA宮崎中央 青年部会

(イ) 11/16 千葉県農業大学校 ちばアグリトップランナー塾

(ウ) 11/20 熊本 ルートレックネットワークス セミナー

(エ) 11/23-24 九州フォーラム 鹿児島

(オ) 11/28 NEDO アグリテックピッチ(選定中)

  1. Ver.3へ開発着手。ひと・もの・かねで次展開に向けた準備

 

  1. 筑邦銀行・宮崎太陽銀行との包括営業連携を開始、新たな地域金融サービスを検討。

10月5日、筑邦銀行と「包括営業連携」を行いました。筑邦銀行のソリューション事業部と連携し、福岡エリアでもRightARMを推進していきます。これで、宮崎・福岡・静岡の3つの柱それぞれに点を打つことができました。

 

  1. RightARMコンサルティングを中心に、浜松・福岡・長野・仙台・宮崎を回る

これまでの「9*9の分析メソッド」に重ね、RightARMで運用するためのインプットデータ(生産計画)作成をゴールと定めた結果、RACの生産性が高まりました。今後は、各地の事業パートナーでもRACがある程度行えるよう、体系化と教育メニュー作りに徐々に着手していきます。

 

  1. 宮崎県でのICT推進事業が本格始動。IoT機器の設置始まる。

今年度受託しました、宮崎県の「農業分野におけるICT活用・普及に向けたモデル実証事業」が本格的にスタートし、環境センサーや土壌センサーの設置が始まりました。RightARMを活用した出荷・売上予測、業績評価を1生産者グループ(12農業者)・1法人(60契約農業者)で行っていきます。


<経営者メッセージ>

今月の経営テーマは「伝える」「節約」です。前者は4-5つのカンファレンスやセミナーを通じて、テラスマイルの取り組みやRightARMの目指す姿について伝えること。


<伝えていくキーワード>

「農業経営者・自治体・金融機関と、農業の管理会計基盤を創造し、RightARMで実現する」

「RightARMは、①出荷計画の可視化、②ICT/IoTデータからの出荷・売上予測、③業績評価を行うことで、農業経営者の成長支援を行う経営管理システムとなる。」

 


後者は11月が資金繰りの谷間の月であることから、なるべくキャッシュアウトを押さえることと決めました。事業としては、内部合宿を実施します。強みと目指す姿・目的を再確認し、それに伴った事業パートナーの獲得や人材採用を強化してまいります。


https://newspicks.com/news/2571961?ref=user_123318

IoTが切り拓く、農業で“稼ぐ”地方の未来

2017/10/24

 

 

2017年11月5日 生駒祐一

 

17.10.06 17.10.05 テラスマイル17年9月、RightARMの事業方針が固まる。判断力強化。

9月は、テラスマイルにとって、大きなターニングポイントになった一月でした。

 


  1. 金融連携が加速、今月は浜松信用金庫さんとの営業連携をスタート
  2. 技術系イベントを経て、RightARMの事業方針が固まる
  3. 農業経営者を中心に、RightARMコンサルティングを実施
  4. SCOPE採択、RightARMによる自動化加速へ

 

  1. 金融連携が加速、今月は浜松信用金庫さんとの営業連携をスタート

8月の磐田信金さんとの連携を皮切りに、静岡・九州・関東からの問合せが増え、9月は浜松信金さんとの営業連携を開始しました。浜松地区を中心とした農業法人の経営者やマネージャーが抱える「経営を可視化したい、計画を評価したい」というニーズを地元密着の金融機関と共にサポートしていきます。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2104373012092017L61000/

農業ソリューションについての銀行内部の体制構築や、RightARMを金融機関内の事業性評価で使用したいというニーズにも、順次対応していく予定です。農業法人の立上げからカウントして、既に7年、この取り組みを行ってきました。今後は蓄積したノウハウを幅広く活用いただくべく、システム化・自動化を推進していきます。

 

  1. 技術系イベントを経て、RightARMの事業方針が固まる

リバネスさんからお声がけ頂き、アグリテック・グランプリにて2分間のライトニングピッチと展示に参加させていただきました。

 

ファイナリストの11社の方々には大変刺激を頂きました。重要な気づき、それは私たちがシステムの研究開発力としては、まだ低いところにあるという客観的評価を知れたこと。“R&D”に対する優先順位と危機感が高まりました。その後の一週間、社内で研究開発に関する議論を重ね、事業計画・方針をブラッシュアップし、今に至ります。

 

詳しくは11月のサービスリリース時に記載します。RightARMとして行うことがシンプルになりました。今後は研究開発に力を入れていきます。

 

  1. 農業経営者を中心に、RightARMコンサルティングを実施

宮崎・福岡・広島・静岡・宮城でのRightARMコンサルティングを実施しました。初回はヒアリング、二回目はお預かりしたデータの生産性分析、三回目は収益性分析というのがRightARMコンサルティングの基本プロセスになります。

 

農業経営者が蓄積されてきたデータについて可視化と生産性・収益性分析にフォーカスし、サポートを行いました。まだまだ修正点は多いですが、価値提供の領域・測り方・見せ方は、ほぼスタイルが確立されてきたようです。

 

来月の報告ではRightARMコンサルティングサービス(通称:RAC)について、トマト生産者グループとの取り組みをご報告できるかと思います。

 

  1. SCOPE採択、RightARMによる自動化加速へ。技術者採用を開始。

総務省の研究委託事業 SCOPEに採択頂きました。営農支援について研究開発を行い、RightARMに実装することで農業基盤の底上げに貢献します。


10月からは受託した宮崎県のICT推進事業がスタート、RightARMを活用した県内のICT/IoTを活用した営農基盤の推進を行っていきます。

今月から人材採用の準備を始めました、RightARMを一緒に育てていく開発エンジニアを募集します。また、金融機関に精通し、営業が取りまとめできる幹部候補も来年初旬には募集できればと構想を固めています。

 

9月後半からですが、「決めること」を強く意識するようになりました。事業モデルが固まった今、やりたいこと・ワクワクすることは一旦横に置き、“やるべきこと”のみに注力して、判断していきます。

まずは、農業経営者と金融機関向けに、しっかり価値を提供し対価を頂くというビジネスの基盤を築きます。そのために、サービスの肝となるRightARMを早急にカタチにします。

2017年10月5日 生駒祐一

 

17.09.03 テラスマイル 活動報告 2017年8月

昨日から、急に夜が涼しくなりました。秋の訪れを感じる今日この頃です。


以下、8月のトピックスになります。

  • 金融機関との連携着々と。今年は数行と営業連携する見込み
  • 資金調達により、秋リリースに向けたRightARMの次期開発がスタート
  • 8月は西へ東へ。データ利活用についての全国行脚を実施
  • RightARMもサービスメニューを順次拡大予定
  • RightARM まずは宮崎からスタート

  • 金融機関との連携着々と。今年は数行と営業連携する見込み
    1. 先月、磐田信用金庫さんとの営業連携をプレスリリースし、8月より連携活動をスタートしました。今回、出資を頂きました宮崎太陽銀行(宮崎太陽キャピタル)とも連携の話を進めていきます。
    2. その他、九州と中部地区を中心に、営業連携の相談を頂きました。今年度は5~6行の地銀・信用金庫と連携し、「事業性評価」と「事業モニタリング」、そして行内アグリ事業でのRightARMを活用した人材育成・コンサルティングを進めてまいります。
    3. 8月2日に国内某所で開かれましたアグリテック ミニ会合に参加しました。匠の技術をもつ製造業が農業ビジネスに新規参入することに面白さを感じます。

 

  • 資金調達により、秋リリースに向けたRightARMの次期開発がスタート
    1. 8月10日に、みやざき未来応援ファンドより出資を頂きました。この資金を投じてAIを活用した営農支援システムの次期開発をスタートしました。
    2. 次期開発では、主に既存顧客との取り組み部分を強化します。
    3. 秋から始まる新シーズン開始を見据え、大きく4つのことを行い、順次実証をスタートさせていきます。
      • 営農データの自動取り込み・自動整形
      • RightARMレポートの自動化
      • 営農普及員・指導員が日常的に使用する管理画面の強化
      • 対応する環境モニタリング・センサー機器の拡充

  • 8月は西へ東へ。データ利活用についての全国行脚を実施。
    • 主要拠点を宮崎・静岡・福岡と定めましたが、「データの利活用」についての相談を各地から頂き、8月は帯広、仙台、広島の農業高校・農業法人・農業生産者へお伺いし、意見交換を行いました。
    • 帯広の農業高校との意見交換は、10月以降に記事としてリリースされる予定です。ステキな農業高校 校長先生との出会いがありました。

  • RightARMもサービスメニューを順次拡大予定
    1. 「初期費用9万円、月額3千円」でスタートしたRightARMサービスですが、付加的な要望をこの一か月で頂きました。
    2. そのため、社内で検討し、「RightARM 顧問サービス」「自治体向けメニュー」「金融機関向けメニュー」を順次立ち上げていく予定です。

 

  • RightARM まずは宮崎からスタート
    1. この秋より、RightARMを活用した営農支援サービスが宮崎3か所でスタートします。一か所目は東諸県郡門川町の生産者グループ、二か所目は西都市の生産者グループ、三か所目は露地野菜を生産加工する農業生産法人になります。
    2. RightARMの次期システム開発が完了次第、静岡・福岡でもユーザーを広げ、今年度は30~50ユーザーでの稼働を目標とします。

 


先月末に、(株)エムスクエア・ラボの加藤百合子社長が来宮。取締役、株主を交えたランチミーティングを行いました。

まずは、出資検討段階で建てた事業計画に基づき、RightARMで農業者や地域の所得向上の実績を、一つ一つ積み重ねてまいります。

 

9月に向けて

9月は半分を静岡で過ごし、現場でのデータ分析に注力します。

月間のテーマを「ミッションの再設定と人材採用準備」に設定しました。弊社は今年度を第二創業期と位置付けています。RightARMがどんな姿を目指していくのか、一緒に働く人材はどんな価値観を持っていてほしいか。農業とデータが好きな女性が活躍できる場を想像し、9月を駆け抜けたいと思います。

2017年9月4日 テラスマイル株式会社 代表取締役 生駒祐一

17.08.13 第三者割当増資の実施に関するご報告 ( テラスマイル株式会社 )

平成29年8月14日

この度、8月10日に宮崎太陽キャピタルが運用する「みやざき未来応援ファンド」を引受先とする第三者割当による増資を実施いたしました。

テラスマイルを育ててくれた想いのある土地「宮崎」での実施が出来たこと、MUKASA–HUBを始め、御協力頂いた皆様、ご理解いただいた株主の皆様には深く御礼申し上げます。

宮崎太陽銀行 「みやざき未来応援ファンド」による投資実行のお知らせ

調達した資金を活用し、大きく3つのことを実施いたします。

  1. 営農支援システムRightARM(ライトアーム)の管理者画面の強化
  2. 金融機関・事業パートナーとの営業連携に向けたサービス開発
  3. その他(運営体制の強化など)

RightARMは、農林水産省 人工知能未来農業創造事業(平成28年度補正)を活用して開発した営農支援システムになります。

図1


≪RightARMの主な機能≫

  • 様々なICT/IoTデータの自動整形(複数のcsvファイルを一つに加工)
  • 独自の分析メソッドを活用した経営の見える化(生産性、収益性など)
  • 機械学習(マシンラーニング)技術を用いた収穫量・売上の推移を予測

以前より、テラスマイルが行っていたデータ利活用コンサルティングの中で行っていたプロセスの一部をRightARMに組み込み自動化しました。農業ICT/IoTのデータ利活用が、新たな営農支援の基盤になることを目指しています。

テラスマイル、営農支援へAI活用 最適な生産計画作成

スマート農業推進フォーラム_2017 取り組み事例の紹介「テラスマイル等民間企業と連携した農業ICTの推進(宮崎県)」

RightARMは、『過去の自分を超えたい』と考える農業者と、『その思いを支援したい』と考えている営農普及員の方々をサポートする仕組みとして開発されました。

宮崎県では、今年4月から実証が進められており、この秋から始まる新シーズンからは、2つの地域で県関係機関とも連携し、地域・農業法人を限定して本格稼働します。それに伴い、本資金で管理機能(管理者画面)の強化を行います。

また、宮崎県以外の地域においても農業生産法人の方々との取り組みの中で、RightARMを活用した営農支援を進めてまいります。(現在は静岡県を主体に、福岡県・広島県・宮城県で営農コンサルティングを実施する予定。)

目的のもう一つである「金融機関・事業パートナーとの営業連携に向けたサービス開発」につきましては、現在数行と検討・試行段階にあるため、サービスが形になった段階で改めて実績・成果報告いたします。

エムスクエア・ラボ AIで営農支援、磐田信金と連携

 テラスマイル株式会社 代表取締役 生駒祐一

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≪会社概要≫

テラスマイル株式会社

  • 設立:2014 年4 月
  • 資本金:850万円
  • 代表者:代表取締役 生駒祐一(いこま ゆういち)
  • 取締役:村岡浩司・加藤百合子、監査役:鈴木孝博
  • 所在地:宮崎市高岡町小山田字麓973-2 MUKASA-HUB
  • カイゼンラボ:静岡県菊川市堀之内110-1(株式会社エムスクエア・ラボ内)
  • 事業内容:
    • 農業シンクタンク
    • ICT/IoTデータ等を活用した営農コンサルティング
  • 問合せ先:
    • TEL:0537-28-7721(株式会社エムスクエア・ラボ内)
    • E-MAIL: kaizen@terasuma.jp

17.08.08 テラスマイル 活動報告 2017年7月

台風のため、自宅から動くことのできなかった週末。明日からの出張に向け、宮崎で出来ることに取り組んでいる月曜日でした。今週に臨時株主総会を行い、週末に新たな報告をさせて頂く予定で準備を進めています。

以下、7月の報告トピックスになります。先月は「公開」と「紹介」、「提案」の3つのキーワードと絡むことが多かったひと月でした。

  1. ライトアームの記事掲載(サービス公開)
  2. 宮崎での営農支援の取り組み紹介
  3. 金融機関との営業連携開始
  4. ライトアームの自治体提案や研究開発提案

  • ライトアームの記事掲載(サービス公開)

4月より実証を進めてきた、AIを活用した営農支援サービス「RightARM (ライトアーム)」を公開しました。ライトアームは過去の経験の蓄積によるコンサルティングと、それを補完するデータ分析システムとが融合した農業者の数値化経営を支援するサービスになります。

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テラスマイル、営農支援へAI活用

まだまだAIの精度向上には、もう1シーズン実績と調整を積み重ねる必要があり、緩やかなスタートとなりますが、確実に現場での成果を、今後も積み重ねてまいります。

宮崎では農協部会(施設園芸 トマト)、生産者グループ(施設園芸 ピーマン)、農業生産法人(露地野菜)と、目標設定を行ったうえで、ライトアームにて目標達成の支援を行っていきます。福岡と静岡では、現在準備を進めており、8-10月にて色々ご報告できるかと思います。

  • 宮崎での営農支援の取り組み紹介

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先日、農水省主催で開かれましたスマート農業推進フォーラムにて、宮崎県より弊社との連携の取り組みをご紹介いただきました。従来は手離れ悪いコンサルティングサービスであることや、農業の営農分野に特化したサービスであることの理由から、注目度はあまり高くはないのですが・・・。

今回は、事例発表があったことや、普及センターの普及員向けの会合であったこともあり、100枚準備したパンフレットが足りなくなるという状況になり、びっくりしています。

全国の農林事務所・普及センターの方が抱える共通課題、地域特有の課題、それぞれ個別の課題も意見交換することができ、私たちも学び・気づきの多い時間となりました。

「スマート農業推進フォーラム」の開催及び参加者の募集について

農林省、スマート農業推進フォーラム開催

  • 金融機関との営業連携開始

ライトアームを用いた金融機関との営業連携を開始しました。

エムスクエア・ラボ AIで営農支援、磐田信金と連携

金融機関における事業性評価にも役立つよう、サービスを強化させていきたいと思います。本日時点で3-4行で今年中に営業連携を行うべく、準備・サービス設計をスタートしております。

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(金融機関ご担当者コメント)記事引用

 成長を目指す静岡西部の農業経営者を中心に、様々な金融サービスを提案しているところですが、RightARM(TM)をサービスに組み込むことで、「今まで困難であった農業者データの分析」に基づいて事業性評価を行い、「農業者への経営支援」「農業者の右腕としての様々な財務面の提案」に繋げていきたいと考えております。

  • ライトアームの自治体提案や研究開発提案

7月は様々な委託事業、公募事業の提案が集中する時期でした。ライトアームのAI部分はまだまだ投資段階にあるため、様々な可能性にチャレンジしています。こちらも、8月以降に色々な報告ができることを期待しています。

8月は「動」と「静」が入り混じるひと月になりそうなスケジュールとなりました。北は帯広、仙台から、東京、静岡、広島、福岡、佐賀、そして宮崎と動きつつ、お盆はMUKASAでじっくり時を過ごします。この秋から本格化するサービスの品質向上に向け、着実にプロセスを進めてまいりたいと思います。

2017年8月7日 生駒祐一

17.07.02 17.07.03 テラスマイル 活動報告 2017年6月

 

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今日は、福岡から活動報告を書いています。昨日、新体制になってから初の取締役会を行い、第三期の報告と、第四期の中期計画について確認いただきました。

以下、6月の主なトピックスになります。

  1. ライトアーム(農家の右腕プロジェクト)
  2. 各産地・農業者さんとの取り組み
  3. 台湾出張

 

  1. ライトアーム(農家の右腕サービス)

ひっそりとスタートしたライトアームですが、主に県の普及・技術関係、JA、そして信用金庫の方にご興味持って頂き、取り組みに向けた話を進めています。今年は、宮崎・静岡に活動の拠点を絞りライトアームを運用していきます。

 

  1. 各産地での取り組み

【西都ハッピーマン】6月中旬に今シーズンの取り組み(宮崎県)が完了しました。結果、産地の昨年度比較で収穫量が14.9%アップし、14.4トン/10a(県平均は8-9トン)となりました。取り組みによる2年間で約3.3tの反収増加となり、1農家(10a-20a)当たり180万円~300万円(市況平均に基づいた想定値)の売上向上に繋がった試算しております。

今回、15%アップした主な要因としては、

  • 年明けからの日照時間が平均値以上で推移したこと(天候条件)
  • 高反収を期待される軒高ハウスへの更新(設備改善)
  • CO2発生装置や環境モニタリングを導入し、栽培環境の改善したこと(環境改善)

上記3つの前提条件があったうえで、更に月2回経営データに触れる機会を作り、常に過去の自分・産地の仲間と切磋琢磨する環境に身を置かれたこと(データ利活用による意識改善)があったと推測しています。私たちは補完的ではありますが、ハッピーマンの反収向上に貢献できたことをご報告させていただきます。

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【専門家派遣】ミラサポ等を活用した数値化経営・データ利活用に関するアドバイスを毎月1-2か所限定でスタートしました。今は広島の農業者さんと蓄積してきたデータの利活用について、一緒に取り組んでいます。

  1. 台湾出張

ご縁あって台湾に伺いました。流通、スマート農業、政策関係者の方とお会いすると同時に、台湾が人と文化を大切にしている学びがありました。4年目を迎える今年からは積極的に海外にも足を運んでみたいと思います。

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7月のテーマは、「産地の右腕となるサービス『ライトアーム』で数値化経営を支援。経営判断を強化するライトアームの確立」と設定しました。今月は大きく3つのことに取り組んでいきます。

  • 信用金庫を主とした金融機関との連携を模索
  • 取り組んでいる産地との来シーズンに向けた指針と対策づくり
  • (より利便性・生産性を高めるための)ライトアーム強化

7月からは、今以上に品質の高いサービスを提供していく挑戦をして行きます。

 

2017年7月2日 テラスマイル 生駒祐一

17.06.05 テラスマイル 活動報告 2017年5月

一気に暖かくなった6月、静岡から5月の活動報告を振り返ります。

宮崎は水田が一面緑色になってきました。

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  1. カイゼンラボ→農家の右腕サービスの始動準備
  2. 専門家派遣での農業現場まわり
  3. 今年度の様々なプロジェクトに向けた仕込み
  4. MUKASA-HUBでの業務スタート

カイゼンラボの経営分析サービスが、”農家の右腕”(ライトアーム)として始動します。

創業後に蓄積した分析結果を「収益性」「生産性」「らしさ」の切り口で棚卸し、9×9の農家の右腕分析マトリクスを作成しました。同時に「価値」「戦略」「設備」など7つの要素の相互関係を表した農家の右腕分析メソッドを構築しました。人工知能とノウハウを組み込んだ私たちの分析とレポート出力を自動化する農家の右腕分析システムは、テスト運用が4月より開始しております。

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今後は、パートナーを結んでいる地域商社や金融機関と連携します。農業者が蓄積したデータを活用し、数値化経営による収益向上を支援するサービスを展開していきます。

また、今年1月のカイゼンラボリリース以降、お待ち頂いていた農業者のもとへ訪問し、蓄積したデータから農業者個々の営農カルテを一緒に作っていく取り組みをスタートさせました。

『 蓄積したデータを活用して振り返りをしたい 』

『 蓄積したデータをもとに経営課題を探りたい 』

『 データを第三者の視点から見てほしい 』

上記のように、数値化経営についての様々なご相談を頂いております。毎月、限られた時間の中ではありますが、私自身も直接現地に訪問し、少しでも数値化経営をご支援していきます。

<その他トピックス>

  • 今年度も、宮崎市より広域連携推進協議会の専門委員ならびに、農業専門小部会長を拝命しました。街づくりに携わりたいという想いで創業した信念に基づき、地域政策づくりに貢献してまいります。

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  • 5月24日に開かれましたAG/SUMにて、弊社の取締役も努めて頂いている株式会社エムスクエア・ラボ 加藤社長の取り組み紹介の一つとして、カイゼンラボを取り上げて頂きました。
  • 5月21日、MUKASA-HUBがグランドオープンし、テラスマイルの本社機能も稼働し始めました。村岡浩司社長の想いが結集した九州のイノベーション集積拠点「ムカサ」にぜひお越しください。

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6月からは、様々なプロジェクトがスタートする予定です。お問い合わせ頂いているカイゼンラボへのニーズは以下の大きく3つに集約されているようです。

  1.  農業ICT/IoT推進に関するプロジェクト(経営評価・分析)
  2.  農業経営者の育成に関するプロジェクト(農業者カルテの作成)
  3.  農業関連商品・サービスの効果検証に関するプロジェクト(定量的な効果)

6月はテラスマイル初の海外出張も控えております。現場優先・農業者優先の姿勢は崩さず、前に進んでいきたいと思います。

2017年6月5日 テラスマイル株式会社 代表取締役 生駒祐一

問合せ先: kaizen@terasuma.jp

17.05.01 テラスマイル 2017年4月 活動報告

4月より、テラスマイルの第4期がスタートしました。今期の取り組みとして、毎月ご支援頂いている皆様への近況報告を作成し、お送りいたします。

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ミッションを、

  1.  自治体や専門技術員の方がやりたくてもできなかったことを代わりに行う。
  2.  弊社が6年間に培った勘と経験をフル活用して事業効果を最大化する。
  3.  スピード・最適価格・高品質で行い、農業基盤の向上に貢献する。

と設定しました。各県の専門技術員の方々が実現したくても、各種規制と日々の業務の中で手が回らずに構想に留まっていたデータ利活用を、共通言語を話せる私たちがサポートし、構想を実現していきます。

私たちは、この6年の中で、「農業は総合力である」という答えにたどり着きました。私たちは、ICT/IoTを用いてデータを収集・加工・分析を行い、価値を提供します。しかし、これらは 農業者の方のやる気を促す一つの手段 であり、最後は「樹を見る眼」であったり、「空気を読む」であったり、「財務に敏感な力」であったりすることを、過去の経験から学びました。

カイゼンラボでは、出荷量・土壌・ハウス環境など7つの切り口でデータを利活用しますが、同時に、総合力の歯車を持続的に回すための方法を、現場の方と一緒に考えていきます。

今期は、”カイゼンラボの立ち上げ”と銘打ち、3つのことを推進していきます。

一つめは、「自治体(普及・野菜担当者)向け、データ利活用サービス」の展開です。これは、自治体の農業技術の出先機関である普及センターの施設園芸担当の方向けに、弊社が宮崎で行っているデータ利活用の手法をお伝えし、地域の普及活動に役立てて頂くという取り組みです。

この春より、農林水産省の『人工知能 未来農業 創造プロジェクト推進事業』を通じて、私たちが利用するために構築した、データの自動整形と予測システム(カイゼンラボ仕様)を県・専門機関限定で公開します。

データ加工の手間暇を無くし、普及員の方が分析業務に特化できる環境を作り、九州・中部地区の農業基盤向上に貢献します。同時に、加工したデータの利活用に関する手法・ノウハウも、別途準備している「データ利活用研修」を通じて広めていきます。

本システムは利用者限定のオープンシステムとする予定です。今後発生するメンテナンス費用を、共に取り組む地域・団体でシェアすることで負担を最大限軽量化します。農業基盤の底上げに貢献する(一助となる)ことが私たちのシステムに込めた願いです。(ケイシー・プロジェクト/ Project KC)

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二つめは、「農業経営者向け、データ利活用支援」を毎月一定の時間確保して取り組んでいきます。農業者の方には、ミラサポや県市町村の専門家派遣を活用頂き、データの利活用について弊社が培ってきた勘と経験をお伝えすることで、経営力の向上に役立てて頂きます。弊社の得意分野が施設園芸(果菜・葉菜)であることから、その分野に特化し、九州・中四国・中部地区を中心に活動していきます。尚、宮崎県は専門プロジェクトがスタートするため、対象外・個別対応とさせて頂きます。

三つめは、「ものづくり企業向け、効果検証サービス」です。機密保持契約のもとで、弊社の事業パートナーである産地・営農集団・農業法人と共に、製品の効果検証を行っていきます。複数の伝統あるものづくりの企業の方々と、来シーズンから様々な形で実証を行っていきます。

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<近況報告>

3月末で自治体関係の「地方創生プロジェクト」や「ICT導入支援事業」が一段落し、弊社としては、「地方創生」に関する経験値を新たに積み重ねることができました。4-6月の間で、培った技術の体系化を行い、今年度に「地方創生」「農業経営力強化」「ICT/IoTデータ利活用」などの事業相談があった場合、高品質かつ低コスト、短納期で仕上げる仕組みを構築します。

今期3シーズン目を迎えている、西都ハッピーマンとの取り組みが、『 経済産業省 九州経済産業局 九州 IoT 活用事例集 2017 』並びに『 第一回農業IoTアワード 審査員特別賞 』に選定されました。今シーズンは、Project KCを通じたデータの深堀を行うとともに、来シーズンに向けた総合成績表の作成を、普及員はじめ関係各所の方々と連携して進め、目標達成を目指します。

https://www.facebook.com/groups/501299696733171/

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5月より、アンバサダーとして、元県普及センターOBのフードアドバイザーの方に加わって頂きました。次回ご紹介させて頂きます。今後は各地に、志同じくする普及員OB・フードアドバイザーと連携し、女性が活躍できる場と、データの利活用を広めていきたいと思います。

4-6月は、「充電・準備期間」とし、九州・中四国の農業経営者との意見交換を重ねます。ミラサポによる専門家派遣を活用し、年度後半は事業対応で手が届かない農業経営者個々との面談・価値提供に重きを置いていきます。7月以降に始まる様々な県市町村の事業を見据え、準備を行っていきます。5月21日より、いよいよ新たな取り組み ” MUKASA-HUB(ムカサ・ハブ) “が始動します。5月29日と6月5日に友人・母校が企画するイベントにて登壇予定です。

最後に、テラスマイルの名刺が新しくなりました。高峰由美さんがプロデュースする、” JUMPING ART PROJECT “ での企業コラボ第一弾になります。ヒダカアヤさんにステキな名刺に仕上げて頂きました。
Illustrated by 社会福祉法人キャンバスの会 Designed by Aya Hidaka (Hop Step Ayaweb)

https://www.facebook.com/jumpingartproject/

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テラスマイル株式会社 代表取締役 生駒祐一

問合せ先: kaizen@terasuma.jp

Facebook: テラスマイル Facebook

 

17.04.16 テラスマイル 創業4年目を迎えました。

(2017.4.16 更新 随時修正・追記)

2017年4月15日にテラスマイルが創業してから丸3年、4年目を迎えました。

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前職を退職してから3年半、会社登記してから4年を迎えられたことは、妻や株主の方々、そして側にいて頂ける農業者、行政・自治体・大学関係者をはじめ、多くの方の支えがあったからであり、経営者として経験値を積み重ねる様々な過程を見守って頂けたこと、深く感謝しております。

この3年間は、それまで14年歩んできた「サラリーマン」という社会人の経験が、非常に恵まれた環境だったことを痛感するとともに、軽い気持ちで「経営者」というチャレンジをしたことの人としての甘さを様々な経験を通じて勉強させて頂く時間だったと振り返ります。

やってみて分かることがたくさんありました。自らが仮説を立て、活動して考えて経験し、その経験から来る肌感覚を舵取りでは信じるようになりました。いい意味で自分と向き合う時間が増え、人に依存しなくなったと思います。

10年以上前に飲み会でワインが開けられなかったり、上司のクレジットカードのサインを代わりにしようとしたりと、俗にいう『世間知らず』で恥ずかしい思い出がありました。創業し経営者になってからの3年間は、ひと・もの・かねの全てで、そのような経験の連続でした。MBAという学問は使わなければ溶けて消えてしまうことを肌で認識しました。

例えば、”ひと”では、給与をもらっていた側から、支払う側に代わり、採用から退出までのプロセスで自分が何一つ身についていなかったことを知りました。”もの”では、サービスがどのように出来て、誰に価値を提供するものなのか、これが定まるまでに試行錯誤の日々でした。”かね”では、資金繰りや月次の貯金通帳という胃がギュッとつかまれる経験をしながら、資金調達の様々な過程や、大企業との事業提携、企業が経済価値を出すために大切なことを身につけさせていただきました。

創業1年目でIBM BlueHUBを通じてスタートアッププログラムを経験し、その後の様々なビジネスプランコンテストを通じてピッチスキルを上げられたことも良い経験でした。あらゆるビジネスの可能性、ビジネスモデルを探れたことで、今のぶれない軸へと繋がっています。

2年目から3年目に苦しんだことが「ビジネスづくり」でした。私たちの業界が”農業”と”地域”と”自治体”という、回るまでに時間を要する3つの歯車を持っていたことも理由の一つかもしれません。都会の軸の周り方とは軸の素材が大きく違いました。

ただ、多くの方からチャンスを頂き、4年目を迎え、その3つの歯車が「経験値」「想い」「人の繋がり」という3つの潤滑油によって少しずつ回るようになりました。それがテラスマイルの模倣し難い競争優位となっています。

グロービスやソフトバンクアカデミアで『定石』を事前に学べたことも運が良かったと思います。経営は「経験*センス*運気」。定石は中身のない鉄製の引き出しのようなもので、センスがなかった私の補完になりました。祖父や本家が自分で事業を立ち上げていたので、血統(素養)は少しはあったのかもしれませんが、昔から身につけるまでには時間がかかるほうだったので、定石は情報整理や即時対応力を補ってくれました。

経営者になってから「運気」を大切にするようになりました。良い運気が巡る経営を今後も心がけていきたいと思います。

<4年目のテラスマイル>

テラスマイル Facebook

4年目のテラスマイルは、一つのことに集中します。それは「カイゼンラボの立ち上げ」です。データを活用し、農業者や地域の「経営カイゼン」「作業カイゼン」「設備カイゼン」を行うこのラボを立ち上げることに全力を注ぎます。カイゼンラボにて大きく3つのことを行います。

昨年、様々な地方創生プロジェクトを通じて、自治体が産地戦略を考えるための産地分析・経営シミュレーションを行ってきました。第一四半期でこのデータベース化を行い、市町村の方が地域の作戦を考える際の基盤を整えます。4期目以降も自治体の方々とのプロジェクト(農業経営力強化、ICT/IoT推進)を中心に進め、tableau(以下 分析例)、テラレポート、Agryeelなどを活用し、次期政策や事業を推進していきます。

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テラレポート ソフトバンク・テクノロジー社

アグリエール サンフォーユー社

農業者の方々へは、ミラサポによる特定先への支援と、株式会社エムスクエア・ラボを通じた補助事業にてご支援を行ってまいります。カイゼンラボが少数精鋭組織のため、お受けできる件数は限られますが、支援先を限定することで質の低下を防ぎ、データの利活用に特化することで、支援価値を高めていきます。

二つめは、農林水産省 人工知能未来農業創造プロジェクトを通じて開発した経営予測システム「System KC」の実証と展開です。今までの弊社のコンサルティングでは、農業者から頂いた様々なデータの加工と整形に時間を要し、課題となっていました。KCでは、データ整形の手間を自動化することで分析に注力することが可能になります。

KCは既に既存業務の移行を終え、4月より稼働しました。夏まで(今シーズン終了まで)に九州の複数の営農集団とともに実証を進め、夏以降(来シーズン)はカイゼンツールとして、九州の多くの普及センターや営農指導員の方に使って頂き、データ営農支援の底上げに寄与することを考えております。

三つめは中長期的な研究開発として、ものづくりの企業数社とハードとソフトを組み合わせたサービスを時間をかけて開発していきます。この業界に携わって6年経ち、農業が歩んできた歴史観においては、ハードウェアを利活用するためのツールがICTという結論に達しました。(株)エムスクエア・ラボというハードウェアに通じたパートナーと組むことで、日本のお家芸である”ものづくり”と技術を付加したサービスを、アジア展開を見据えて、今後研究開発していきます。

最後に、3年間活動した経験をもとに、テラスマイルは今後の経営を進める組織へと変更しました。私は現場の自治体プロジェクトと農業者のカイゼンプロジェクト、そして様々な研究開発に注力し、今のスタートアップやアグリビジネスの流れが、もし止まったとしても、特化した技術と提供価値で生き残っていく会社づくりを行います。

広報や人との繋がりを中心に活動する面は妻の生駒久美子にサポート頂きます。カイゼンラボの事業企画やプロモーション活動、営業活動を(株)エムスクエア・ラボの加藤百合子さんに、そして高い視座でのアドバイスやメンタルサポートを(有)一平 九州パンケーキの村岡浩司さんに、引き続きサポート頂きます。新たに監査役として、私が地域活動事業家として尊敬し目標としている、(株)ヤチヨ 鈴木孝博さんにお力をお借りすることになりました。深く感謝いたします。この5名で、今後のテラスマイルを運営してまいります。

5月22日より本社事務所を構える MUKASA-HUBがいよいよオープンします。宮崎と静岡・福岡が当面の拠点となります。データを表に構えながらも、「伝統」や「文化」や、「母の味・食」を大切にする会社として歩んでいきたいと思います。

今後とも、宜しくお願い致します。

テラスマイル株式会社 代表取締役 生駒祐一